2019年3月25日月曜日

日々感動 日々進新 NO42


先週は6年生の卒業証書授与式が行われました。

 子どもたちはとてもいい顔をして,卒業証書を受け取ってくれました。

 式の中でのお祝いの言葉の中で,子どもたちにはこのようなメッセージを送りました。

「みなさんは未来を生きる子どもたちです。未来を作っていく子どもたちです。

詩人谷川俊太郎は「子どもには子ども時代にしか刻めない年輪がある」と話しました。大木にも若木のときの年輪があります。子ども時代にしっかりと身につけることは何か。それが、かしこく・すこやかに と学校は考えました。

 かしこくは 正しく判断し行動することを大切にします。

 すこやかに は健康であり、よりよく生きようとする活力を大切にします。

 夢と希望をもって前へ進んでいただき、みなさんがみなさんのお父さんお母さんの年代になったとき、幸せであり周りから頼りにされる人であってほしいなと思います。正しく判断し行動するかしこさと 健康であり,よりよく生きようとするすこやかさは いつの時代でも変わらない大切なものです。」

卒業生,一人一人のこれからの活躍と輝く未来を応援したいと思います。

 

 1年生から5年生は,本日修了式がありました。

 5年生の代表児童が壇上で修了証書を受け取りました。

 あいさつでは,修了証書を受け取る意味について話した後,このような話をしました。

 「今日は学年のおわりの日でありますが,新しい学年の始まりを準備し始める日でもあります。一年をふりかえり,自分でよく考えてほしい。

一つはよくできたところやがんばったところです。かがやきの前期の担任の先生のコメントもよく見直していただきたい。

もう一つは、努力が足りなかったところやもっとこうしたらよかったなあと思うところです。学習や生活,友達との出来事、お家での生活など、ふりかえってみていただきたい。

そして、新しい学年になる4月には,こういう自分になろうと、今よりもよりよい子になるための目標を用意してほしいと思います。

みなさんには,自分の気持ちで自分をよい自分にかえられる、すばらしい力があります。これは他の動物には見られない人の持つ力ですが、その力をどう使うかは君たち次第なのです。

校門の桜が咲き始めました。花が咲く日本の一番美し季節になります。いい準備をして、よりよくなろうという思いに満ちた4月を迎えていただきたい、そのように願います。」

 安全でよい春休みを過ごし,新鮮な気持ちで新学期を迎えてほしいと思います。
                             校長 石原一幸

2019年3月2日土曜日

日々感動 日々進新 NO41














2月27日(水)に3学年が海苔漉き体験学習を行いました。

 小学校の海苔漉き体験学習は,市川市魚食文化フォーラム実行委員会と市川市行徳支所地域整備課の協力にて運営されている事業です。水産業への理解を深めるとともに,市川市の地場産業である海苔づくりの歴史や現状を知ってもらうために,昔ながらの海苔の手すき体験を行ってきています。申し込みのあった27校の中で本校は実施される15校に選ばれ体験学習が実現しました。当日,天候が心配でしたが,曇り空で実施ができました。20名弱の保護者の方の協力がありがたかったです。

 普段の食卓にある海苔。それを実際につくる工程を子どもたちは,体験を通して,知ることができます。

 まずは,飛行機包丁と呼ばれる道具でまな板の上においた用意された海苔を細かく刻みます。樽に刻んだ海苔と水を入れよく混ぜます。漉き箱に適量とり,海苔漉き台の海苔簾の上においた漉き枠のなかに漉き箱を素早く返して海苔を流し込みます。漉き枠を外すと海苔簾の上には四角い海苔が残ります。これを障子干しの突起にひっかけて干します。

 学習の場としては三つ用意されていました。

一つは,のりがどのあたりでとれるのか,とれたのりはどのような形,大きさなのかを知るところです。写真や地図,専用のものさしなどが用意されていました。私が行った時にここを担当していた保護者の方の説明が大変上手で,そちらにも驚きました。

二つ目は,海苔を細かく刻むところです。飛行機包丁は2本用意されていました。一人30回くらい包丁をつかって刻む体験をしました。

三つ目が,海苔を漉くところです。全部で3か所用意されていました。均等に海苔が広がらない時は薄いところに海苔を足して整えました。

講師で来ていただいた藤原孝夫さんは妙典にお住まいの方。私が週末妙典に行くときに以前から声をかけていただいていた方。昭和30年ころから海苔の仕事を始め,平成になって最近まで続けられていたそうです。藤原さんが海苔の仕事を始めた頃,海苔の作り方は,子どもたちが体験学習でやってみた方法だったそうです。一枚一枚を手作業で作っていたそうです。

保護者の方のご協力により,スムーズに活動ができました。ありがとうございました。おかげさまで,どの子も海苔漉きができて満足をしていました。海苔づくりの伝統的なやり方を経験させられたことがうれしいです。

 

                   校長 石原一幸