今週は新浜タイムを使って長縄大会が行われました。クラス全員で参加します。跳ぶ時間は3分間。体育委員会が中心になって開催しました。22日は1年4年5年とかるがも,23日は2年3年6年が取り組みました。100回,200回等,学級で3分間で跳ぶ目標回数を決めて当日まで練習をしてきました。中には300回を超す回数を目標としている学級もありました。当日目標を達成した学級もあれば,わずかに足りない学級もありました。当日まで学級で取り組んできた中で,集団の意識が高まり励まし合いや声の掛け合いなどの一体感が学級に生まれてきたことを担任から聞きました。子どものいいところです。
遊びや運動が楽しいと感じる子どもにそだってほしいなと思っています。体育委員会の今回の取り組みは,進んで運動する子どもたちを育ててくれました。
もう一つ体験することについてお話します。6学年が歴史の学習のつながりで,被爆体験のある方の話を伺いました。1945年8月6日8時15分17秒に広島に投下された原子爆弾を被爆されました。当時7歳。小学校2年生だったそうです。投下されたところから3キロメートルほどはなれた小学校の木造校舎の屋根が落ちてきたこと,お迎えに来られたお父さんと家に帰る途中の町で見たこと,放射能は体の中に入り病を起こすことなどを資料をもとに丁寧に話してくださいました。
お話を伺った後,6年生は教室に戻り振り返りをしました。こんな感想を持った児童がいます。「ほとんどの人が誰にもお別れを言えず,なくなってしまうのはとてもつらい。」「生き残ってもいつ病気になるかもしれない不安の中で生きていたことが心に残った。」
こうした思いは今日の体験がなければ生まれてきません。「核」の話がニュースとなるとき,子どもたちはこれまでと違った意識を持つことでしょう。
校長 石原一幸