2019年2月22日金曜日

日々感動 日々進新 NO40


















6年生が今,千葉県の伝統郷土料理の太巻き祭り寿司に挑戦しています。

 千葉県伝統郷土料理研究会の中根三知子先生,栄養士の山口先生と担任,そしてお手伝いに来てくださったお母さん方の協力をいただき,班ごとに祭り寿司を作っています。

 14日に4組,15日に5組,18日に1組,20日に2組,そして来週25日に3組が実施してすべての学級が体験します。

太巻き祭り寿司は,全国有数の米どころの「千葉のお米」と,東京湾で養殖された「江戸前のり」,卵焼きの材料になる「鶏卵」や具になる「葉野菜や漬物」など,千葉の恵みをたっぷり使用した巻きずしで,冠婚葬祭など地域行事の食として主に農村部で伝承されてきました。その伝統料理を体験しています。出来上がった寿司は,クラスで分担してお世話になった先生方へメッセージカードと共にプレゼントされます。(私は4組のサッカーマンの二人からいただきました。)

 挑戦した祭り寿司は2種類。一つは「桃の花」。切り口が5枚の花弁になるように作ります。もう一つは「薔薇の花」。薄い卵焼きの上に鮭フレークをのせてから巻き,それを中心に巻きずしにします。すると断面が黄色い花びらの薔薇の花のようになります。切った瞬間,「わあ,きれい」と子どもの声。

先生方や保護者の方のご協力により,テーブルには最低1人の大人が見守る体制の中で調理ができました。初めて作った子どもがほとんどでしたが,おかげさまで,千葉の伝統郷土料理を一つ知りました。伝統をこうして子どもたちにつないでいくことは,今を生きる私たちにとって大事なことの一つであります。

                   校長 石原一幸